アマチュア無線をするということは、それはつまり電波のことに詳しくなるということ。
なぜならアマチュア無線は電波を介して交信をおこなうからです。
さて、ここではそんなアマチュア無線のキソのキソと題し、アマチュア無線とはどんなものなのか紹介しますので大まかにかつ簡単に知っておきましょう。
アマチュア無線は電波を利用する
電波を利用する身近な機器としては、テレビやラジオ、携帯電話などがありますが、アマチュア無線も同様に電波を利用しています。
アマチュア無線の場合は、電波を利用する無線設備(無線機やアンテナ)を使用して情報の発信や受信をします。
アマチュア無線をすると、交信を行う電波(周波数)を自分で探して交信をおこなうため、自然と電波(周波数)のことに詳しくなります。
電波を利用する為にはルールがある
電波は様々な用途で利用される公共財産であるため、利用者は一定のルールに沿って利用することが求められています。
そのため利用の仕方により、いろいろな規則が法的に定められています。それらの規則をまとめたものは電波法令と言われています。
アマチュア無線とはどのようなもの
アマチュア無線は個人での利用のみ許可されており、企業や団体、営利目的の利用は禁止されています。
金銭目的や事業ではなく個人が行う趣味として楽しまれている無線で、公共の財産である電波を利用する無線通信の一つです。
楽しみ方は色々とありますが、基盤となるのは、仲間同士はもちろんのこと、見ず知らずの人と無線機を使って交信(会話)をして楽しむことです。
また、最近ではドローンがよく話題となっていますが、FPVドローンを個人使用で飛ばす際にもアマチュア無線を利用することになり、ドローンを操作することができます。
(※FPVドローン:カメラが撮影した映像をモニターに映し出すタイプのドローン)
趣味として、無線通信を使って楽しんだり、遊んだりすることができるのが、アマチュア無線なのです。
【アマチュア無線の不思議】アマチュア無線を始めると電波を意識する!?
普段意識することなく利用する”電波”について、アマチュア無線をすると深く関わることになり、なぜか関心が湧いてきます。
電波は身近な多くのものに利用されているんだなということを改めて認識し、おもしろいことに自然と気になり始めます。
電波自体は目で見えないものですし、以前は気にもとめていなかったのに、なぜか意識するようになる不思議な感覚が、アマチュア無線を始めると感じることになるでしょう。
そう感じたあなたはもうアマチュア無線にハマってきているのかも!?
アマチュア無線を始めるには準備が必要
実はアマチュア無線は他の遊びや趣味と違って、すぐに始めることができません。
アマチュア無線の道具(無線機やアンテナ)を揃えるだけでは始めることができないのです。
具体的には、無線従事者の免許を取得し、無線局の開局申請をして無線局免許状を交付してもらう必要があります。
また、公共の電波を個人で利用するため、アマチュア無線のルールも覚えて守りながら楽しむ必要があります。
ここでの説明で、なんだか気楽に始めることができないように感じたかもしれませんがご安心ください。
資格が必要な趣味はアマチュア無線だけじゃない
スカイスポーツやダイビングも民間資格ですが資格が必要ですし、船舶の操縦や自動車の運転は趣味であるか否かに関わらず運転や操縦自体が業務だから趣味であっても資格は要ります。
始めるまでの手順や方法がわかればそんなに難しくはありませんし、アマチュア無線はその他の趣味と同様、年齢や性別関係なく誰もが楽しむことできるものです。
はじめ少し苦労しますが、資格が取得できたとき、無線局の免許状が届いたとき、始めて無線機を使い交信できたとき、アマチュア無線は始めるまでのその時々の段階ですでに、喜びや達成感を感じることができる楽しい趣味なのであります。
まとめ
・アマチュア無線は電波を利用して情報の発信や受信をする。
・アマチュア無線の基盤は、無線機を使って交信(会話)をして楽しむこと。
・アマチュア無線するには無線従事者免許と無線局免許状が必要。
・アマチュア無線はルールも覚えて守りながら楽しむ必要あり。
とても大まかに説明しましたが、アマチュア無線についてのイメージが少しでも湧きましたでしょうか。
詳しくはわからなくても、大まかなイメージを持っておくことで、アマチュア無線を今後より知っていく際に、理解がしやすくできることにお役立ちできれば幸いです。